Merger of two companies ―
Merging minds together for new potentials.

2つの会社の合併。
それぞれのマインドをひとつにして、
新たな力とするために。

日テレWands|NTV Wands Inc.

日本テレビグループが、デジタル領域の連結売上高を開局70年となる2023年に1,000 億とすることを目指し、日本テレビグループの基幹システム開発・運用を担う「株式会社日テレITプロデュース」と、インターネット関連事業を中心に事業展開をする「株式会社フォアキャスト・コミュニケーションズ」が合併。2022年4月1日、「株式会社日テレWands」が設立されました。
canariaが担ったのは、新会社設立に合わせたCIプロジェクトのトータルディレクションです。

プロジェクトの目的は、合併による両社の役割を「価値」として再発見すること。その価値を活かしてシナジー効果を生み出し、日テレグループ内での役割を拡張、さらにグループ外への挑戦する意志も作り出すこと。新会社へ変わることへの不安感を払拭、期待感を醸成し、社員全体が一体となることでした。

日テレWandsの「価値(存在意義)」は何か?「Wands=魔法の杖」に込めるべきほんとうの意味は何か?日テレITプロデュース、フォアキャスト・コミュニケーションズ のみなさんとのミーティングを重ねました。また全ての社員の方に協力いただき、アンケートも行いました。そこにはネガティブな意見や課題も多く見られました。しかし、そこからは「だれかの願いを、厳しい場面や条件でも実現できる実力」、そして「一瞬たりとも止めてはならず、絶対に間違えられないことを守り続ける底力」という価値を導き出すことができたのです。その魔法のような価値を、スローガン「かなえる!日テレWands」として策定しました。

社員間でのイメージ統一を図るためのCI、そのデザイン要素の策定においても、ステートメントと同じく「Wands=魔法の杖」を再解釈し、デザインに落としこんでいます。シンボルマークは、それぞれが持つ個の力を解き放ち、鮮やかに願いを'かなえる’瞬間を、5つのW(Will、Wish、Wonder、Wisdom、Wit)の組み合わせによって表現。同時に、個の力が組み合わさって大きな力になるイメージも込めました。WANDS YELLOWは、かなえる瞬間の輝きや、世の中を明るくポジティブにするエンターテイメントの力をイメージ。新会社にフレッシュさとポジティブさを与えました。全社員みなさまへの設立告知メールでは、新会社への不安を払拭して期待に変えることを願い、手紙を添付。日テレWands 社員の方々と数多く重ねた濃密なディスカッションから生まれたデザイン、ミッション・ステートメント。これらがコロナ禍での閉塞感を打破し、明るくポジティブな世の中をかなえていく原動力になることを願っています。

wd_01
wd_02
wd_03
wd_04
wd_05
wd_06

CREATIVE DIRECTOR|Yuji Tokuda

ART DIRECTOR|Koji Fujii

DESIGNER|Yu Inoue

DESIGNER|Yuhei Mukohata

PRODUCER|Takeshi Kitagawa

COPYWRITER|Tadashi Nakamura(五島列島なかむらただし社)