ランニングをはじめとする市民参加型スポーツを支援し、
人々の健康増進に寄与することを目的として活動している公益財団法人ランナーズ財団。
毎年、市民ランニングの普及・発展に貢献した人物や団体を表彰する「ランナーズ賞」のための新たなトロフィーとシンボルをデザインすることになり、
改めて‘ランニングを支える意味とは何か’を考えました。
ただ走れるだけでスポーツになるのがランニング。とてもシンプルです。
しかし多くの人が集まり、そのために交通網を管理して、アクシデントなどに備えるなど安全を確保し、
高齢者や女性、子供たちなどより多くの人たちに門戸を開き、国民的スポーツにまで発展させたのは、
見た目にはわからない多くの人々の支えがあったからこそです。
トロフィーで表現したかったのは、‘地面’でした。幾層に重ねた‘地面’は、ランナーが走るために重ねてきた長い歴史と努力の層です。
そして湾曲した形態は、このトロフィーが‘授与’される瞬間で完成することを意味しています。
集まった人々の前で、功績を讃えられ、手渡され、小さなランナーが両手の上で走っている。
目に見えない努力を、トロフィーを通して多くの人に気づいてほしい。そう考えて生まれたデザインです。